当院について

お知らせ

鍼治療

こんにちは!(^^)! 院長の木下です。

今日は、鍼治療に通っているチワワさんのお話です。

椎間板ヘルニアや後肢麻痺といえば、ミニチュア・ダックスが圧倒的に多いのですが、時に他の犬種でも後肢の麻痺がおこることがあります。

このチワワさんは、朝起きたら急に立てなくなっていた、とのこと。
飼主様が鍼治療を希望されて、当院に来院されました。

後ろ脚は完全に痛覚がなく、あぐらをかいたようにお尻で座っています。前足で身体を支えることもできません(なのでスタッフが身体を支えています。)。そして、気になるのはこの顔。どんよりとした目、口も閉じれず、舌はだらーんと出っぱなし。鳴き声もでません。呼吸は息を吸うことができず、ハッハッハと短く速い呼吸でいます。

「気虚」といって、身体のエネルギーが足りなくなってしまう状態になると、口を閉じることができない、舌出っぱなし、声がでない、という症状が出ます。下半身の麻痺、息が吸えない、ということから、特に腎の気が不足していると考えて、治療をしました。



鍼で経絡の気血の流れを良くして、腎の気を補う漢方を内服しました。


治療2日後の状態です。顔の表情がびっくりするほど穏やかで、舌も口の中に納まっています。呼吸も落ち着きました。目力も出ています(⌒∇⌒) 前足で身体を支えることができるようになりました。



現在は、治療を始めて一カ月半、まだ麻痺が残るものの、後ろ足を使って歩けるようになりました。治療を重ねるごとに、後ろ足がしっかりしてきて、初診の時よりも顔や体が若返った感じがします。鍼や漢方は、若返り効果があるとよく言われますが、それをこの子で実感しました。( ゚Д゚)ヒョエー

当院では、一般的な西洋医学の他に、鍼灸・漢方などの東洋医学(中医学)、メディカルアロマ、オゾン療法、食餌療法などの統合医療にも力を入れています。お気軽にご相談ください。

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